息子が熱性けいれん 再発は

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息子が熱性けいれん 再発は

質問内容

熱性けいれんは再発するものでしょうか。

広島市小児科医会の藤江篤志先生が答えます。

 熱性けいれんは生後6カ月から6歳までの間、特に1歳から2歳の間にピークがあり、熱が急激に上がるときに起こるけいれんと定義されます。
 初めてけいれんを目の当たりにすると、とてもショックを受けられると思います。でも普通、熱性けいれんで命に関わるようなことはありません。まずは慌てないでください。落ち着いて子どもを横にして、けいれんの状況を観察して時間を計ってください。舌をかむことはありませんから、口の中にものを入れないでください。
 けいれんが5分以上続くようなら、救急車を呼んでください。熱性けいれんが起こる理由ははっきりしていませんが、お父さんやお母さんが小さいころ熱性けいれんを起こしていれば起こりやすいという遺伝的な傾向はあるようです。
 健康な子どもでも「熱が急に上がることに敏感」な時期があり、小学校に上がるころには「熱に鈍感」になり、けいれんを起こしにくくなると思ってください。
 癖になることが心配のようですが、統計では熱性けいれんを起こした子どもの6割は一生のうちに1度だけです。1度起こしたからといってすぐに再発を心配されることはないでしょう。けいれんの時間が長いときや、何度も起きて心配な場合は、かかりつけ医と予防について相談してください。

(参照元:中国新聞 2012.10.02 朝刊)


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